【七転び、八起き。】崎田 和伸ブログ

崎田 和伸ブログ。行政書士法人 Asumia 代表社員行政書士。広島県広島市。

実務家としては失敗は許されません。
でも経営者としては失敗ばかり。
がんばります。

浅考の罪

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自戒を込めて、投稿します。
 
浅考の罪
 
「浅考」とは、「深考」の反対の言葉とご認識ください。
 
いずれも造語ですね。一般的に使っている言葉かどうかは分かりません。
 
意味は、文字で想像される通り、浅い考えと、深い考え。
 
浅い考えの罪(=弊害)について、書きたいと思います。
 
今回は、つらつらと書きます!長文になると思います。
最後までお付き合いいただける方は、かなりの「通」です(^_^;)
 
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浅い考えで行動することと、深くまで考えた上で行動することには、大きな差があると思います。
 
わたしは、浅い考えで行動しやすい。
自分で、そう思います。
 
「これだ!」と思ったら、動いてしまう。
 
これって、直感的でスピード感があり、一見、良いことのように思えます。
 
でも、多くの場合、弊害が出てきます。
 
わたしの経営上の失敗の多くは、この「浅考」によるものです。
 
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何か、「イケる!」と思うものについて、深く考えることなく突き進んでしまう。
 
途中、いくつもの「壁」が立ちはだかる。
 
「壁」はいいのです。乗り越えれば良い。
チャレンジ精神とやる気さえあれば、乗り越えることができます。
 
でも、壁とは言い切れない、「やっていることそのものについての本来的な弊害」は、乗り越えることって、難しい
 
~~~
 
「やっていることそのものについてほ本来的な弊害」とは、わたしは・・・
 
「そもそも、これについてはどう考えているの?」に対して答えることができない
 
といった部類のことだと思っています。
 
自分の頭の中で、すべての要素を落としこんでいない。
 
だから答えることができない。
 
多くの場合、この「答えることができないこと」が、肝を握る大切な要素です。
 
だから、頓挫する。失敗する。
 
~~~
 
事業を行う人は、寝ている間以外は、事業のことを考えていると思います。
程度はありますが、中には、夢に出てくる人も多いですね。
わたしも同じ感じです。
 
その寝ている時間「以外」について、時間は皆、平等にあります。
多少の差があっても、「起きている時間」ですから。
 
その時間について、
深考することに割くか、浅考で実行に移し行動することに割くか。
 
実体験として、この差は大きいと思います。
 
外見からは、変わりないように思えて、実は、大きく違う。
 
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事業を営んでいる限り、収益を上げる努力をしなければなりません。
その「手段」として、いろいろとするわけですね。
 
でもね、手段は、そもそもの論点よりも、重要度は低い
 
そう思うんです。
 
経営理念を考えることと類似しています。
 
事業そのものについて、深く考え行動している人は、スムーズで、強い。
 
なぜ事業しているのか?を、とことん、落としこんでいる。
 
行動すべてに、理念が影響している。
 
当社でも、2年くらいかけて、経営理念を考え、定めています。
 
結構、ほとんどの行動に影響しています。
 
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それはいい。わたしも、職員も、進めてゆくだけです。
 
わたしがここで言いたいのは、「わたし自身のこと」。
 
経営理念を決めたときのように、
「法人にとって利のあること」「皆にとって良いと思うこと」「新しく始めたいこと」のそもそもの目的や理念的な要素を深考ことなく、行動に移してしまう
 
このクセが、わたしにはあります。
 
この性質が、法人全体をあらぬ方向へ進めてしまう。
 
考えると怖いことです。
 
~~~
 
事業体の代表者の考えることは、結構、強い。
発言権もありますし、多くの権限も持っている。
 
ゴリ押しで進めてしまう人、たくさんいます。
いわゆるワンマン、というやつです。
 
わたしも、ゴリ押ししてしまう場面があります。
 
でも多くの場合、誰かに制止されるので、最近、深考せざるを得ない場面も、結構、あります
 
実はこれ、すごく、すごく、重要・・・。
 
あくまでもわたし自身についてですが、「深考せざるを得ない場面」があるから、当社は継続しているんだと思います。
 
~~~
 
深考せざるを得ない場面は、わたしの場合、自発的には、難しいです。
 
あれこれ、あれこれ、考え、あれこれの中で、時間が経過してゆく。
 
制止されることなく、行動の根本を考えることなく、突き進んで頓挫すること、ここ数年でも、複数回あります(-_-;)
 
頓挫したことを思い起こすと、制止されなかったことなんですね。
 
ほんと、浅はか、とはこのことです。
 
うまくいっていることの多くは、大なり小なり制止されたもの
 
不思議だなと思います。
 
~~~
 
同時に、静止してくれる人を、抵抗勢力だとは絶対思わないほうがいい。
 
これは心底、思います。
 
制止されている間は、すごく、嫌な感覚に襲われます。
 
「やりたいって言っているのに、何だその言葉は!」
 
「勢いを削いで、何を考えているんだ!」
 
「これが俗にいう抵抗勢力ってやつか!」
 
そんな感覚を持つ経営者の方は多いのではないでしょうか。
 
わたしもたまにそう思います。
 
機嫌が悪くなる。
 
でも、よく考えると、制止してくれる人って、制止するだけの根拠をもってしてくれているわけで、少なくとも、自分よりも「深考」してくれている人。
 
自分よりも、自分が思いついたことについて深考してくれる人。
 
すばらしいと思いませんか?
 
わたしは、そう思うようにしています。
ものすごい葛藤の中で、そう思うようにしています。
 
~~~
 
このブログを書く中で、気づく点、結構あります。
 
このカタカタとキーボードを打つ行為も、実は、深考の行為かもしれません。
 
世の中、ブログはもうダメだとか言われますが、意外な効用があるもんだと感じている今日このごろ・・・。
 
このブログで書いてしまったことは、今は完全にできていなくても、完全にする方向へ進めなければならない。
 
「あの時、ああやって書いていたのに、実際の行動は違うじゃんか!」
 
そうならないように、ほんと、自戒や誓いの意味を込めて、書いています・・・。
 
~~~
 
強引にまとめます!
 
「そもそも、これについてはどう思っているの?」のすべてに答えることができること。
 
つまり、腹の底に落としこむくらいに深考できていること。
 
目先の行動のために時間を割くのではなく、行動の元にある「根っこ」について深く考えること。
 
これを意識しながら、経営してゆきたいなと思います。
 
わたしの「つらつら」に最後まで付き合ってくれたあなたに、深く、感謝申し上げます(^_^;)
 
以上、投稿者、崎田 和伸でした。

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