【七転び、八起き。】崎田 和伸ブログ

崎田 和伸ブログ。行政書士法人 Asumia 代表社員行政書士。広島県広島市。

実務家としては失敗は許されません。
でも経営者としては失敗ばかり。
がんばります。

【続】起業家の通帳残高が減ってゆく恐ろしさ

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前回、「起業家の通帳の残高が減ってゆく恐ろしさ」
という題目で投稿しました。
 
今回は続編です。(長文です・・・。)
 
今回、
「貧すれば鈍する」に陥ってしまった時、一番何をすればいいか?
について書かせてもらいます。
 
参考:貧すれば鈍するとはこんな感じです。
 
~~~
 
起業家にとって、通帳の残高が減ってゆく状態。
 
この精神的ストレスは、半端じゃないです。
 
多くの起業家にとって、会社の通帳残高は、自分の財布の残高と等しい。
 
日々の経費も、スタッフの給料も、自分の財布から出している感覚といっていいと思います。
 
わたしも開業して10年くらいは、そうだった。
 
「貧すれば鈍する」とは、起業家にとって、どんな状態なのか?
 
それは、一言で表すのであれば、「思考停止」。
 
大局的に物事を捉えることができない。
 
目の前のことに専念することで、自分を納得させるしかない。
 
ここ大切です。
 
「目の前のこと」です。
 
やっていること、やろうとしていることが、本当に必要なことなのか分からず、没頭している状態。
 
そのほとんどは、時間と労力、経費の無駄に終わることが多い
 
没頭しているから、自分自身が見えない。
 
「やるべきことをやっているんだ!」と思ってしまう。
 
その瞬間、本当にやるべきことを見失ってしまう。
 
完全に悪循環です。
 
しばらく通帳残高の減り方は、変わりません。
 
いや、以前よりさらに、減ってしまう・・・。
(痛いな~、ほんと。自分のあの頃のストレスが蘇ってきそうだ・・・。)
 
~~~
 
じゃあ、思考停止に陥らず、時間と労力、経費も無駄にせず、早期に安定させるにはどうすればいいか?
 
そんな時、
・理念を考えろ!
・休め!
・お客様のことをよく考えろ!
・自分自身のことをよく考えろ!
とか、ビジネス本には、書いてあったりします。
 
でもね、わたし、思うんです。
 
そんな余裕ないわい」と。
 
わたしが経営理念を深く考えることができたのは、人材教育の大切さを心から理解したその後。
他も同じ。
やればいいことは分かっていた。
でもできなかった。
 
凡人であるわたしにとって、そういうステージではなかったのでしょうね。
 
うん。余裕がなかった・・・。
 
~~~
 
わたしが思う、
「思考停止に陥らず、時間と労力、経費も無駄にせず、早期に安定させるにはどうすればいいか?」について。
 
それは、大したことではありません。
 
「収益の柱を直接的に創る作業をひたすらに続けること」
 
そして
 
「販売チャネルの構築に力を注ぐこと」
 
もっと具体的に言いますね。
 
まずは収益の柱となるのは何なのか見極める
 
いちばん粗利が高いのは何なのかを考える
 
そして、その商品、サービスを、
「一から十まで自分自身の力のみでやるのではなく、連携して創りだす仕組みを構築する。」
 
小難しいこと、書いているかもしれませんが、
 
・最短で
・最も効果のあがる方法を採る
 
ということなんです。
 
わたしの考えるのがこれなんです。
上の言い換えですね。
 
★とことん、収益の柱になるものを創る行為に特化する。
 
★自分だけが売らないといけない状態ではない仕組み構築に特化する。
 
あえて強引に、選択と集中する。
 
~~~
 
お気づきの方、おられると思います。
 
提供者側の都合で物事を考えている!と。
 
マーケットインじゃなく、プロダクトアウトですね。
 
提供者目線です。
 
でもね、思うんです。
 
この時にできることって、これが限界じゃないかと。
 
~~~
 
考えてみてください。
 
・今まで、売上をあげようと、一心に頑張ってきた。
 
・自分のちからで頑張ってきた。
 
その結果が、貧すれば鈍するという状態。
 
 
何かを変えなきゃならんですよね?
 
昨今、「頑張れば、認知度が上がって、やってゆけるようになる」は、神話になりつつあります
 
当然、その要素はあります。
でも、特に地方では、その要素は、年々、薄くなってきている。
 
「頑張っていれば認知度が上がって、やってゆけるようになる」
 
に、一捻り(ひとひねり)が必要な時代になっていると思います。
 
その一捻りが、
 
収益の柱となるものを選択し、時間・労力・経費を集中させる
 
販売チャネルの構築に力を入れる
 
と、わたしは考えます。
 
~~~
 
これ、どちらも、
「頑張っていれば認知度が上がって、やってゆけるようになる」
に反してはいないのです。
 
頑張っていることに違いはない。
継続して認知度を上げる行為と違いはない。
 
「頑張っていれば、やってゆけるようになる」
という方向へ向かっているのは間違いない。
 
要は、やり方です。
 
この時点で、できる、最大限の工夫です。
 
たぶん、コレ以上は無理。
 
余裕がない。
 
~~~
 
2つ目の「販売チャネルの構築に力を入れる」について、少しだけ、説明させてもらいますね。
 
販売チャネルとは、自分の商品を、第三者が売ってくれること。
または、売るきっかけをくれること。
 
チャネルとは、「経路」とか「導線」を指します。
 
商品を消費者まで届ける道筋ですね。
 
直接、顧客に営業するんじゃなく、自分の商品、サービスを売ってくれる人、会社を創りだし、その体制構築に尽力する。
 
体制を創ったら、維持し、充実させる。
 
販売チャネルは、ほぼすべてにおいて、
自分の顧客となりうる人たちが通る道筋にある会社です。
 
それ以外は意味がない。
 
産業機械の部品を売る仕事なのに、ウェブ制作会社さんと連携しても、効果は上がりませんよね。
(ある意味、成果が上がる方法もあるかもしれませんが)
 
 
そして、大切なこと。
 
成果の上がらない販売チャネルは、容赦なく、切る。
 
収益の柱となる商品、サービスを売ってくれる販売チャネルを残し、それ以外は切る。
 
取捨選択です。
そして、時間と労力、経費の投資に見合うところを選択し、これらを集中させる。
 
誰にも良い顔はできませんよ。
 
生き残っていかねばならない。
 
 
何はともあれ、
どんな会社が、自分の顧客となる人、会社の通る道になっているだろう??
 
それを考える必要があると、わたしは思います。
 
~~~
 
冒頭のイラストは、「ブラックジャックによろしく」の中から許諾を受けて、改変させてもらったものです。
 
あなたは
 
私にはやりたいことがあります!
 
と、起業したはず。
 
ならば、続けましょう。
 
やりたいことができること、それも生業(なりわい)として。
 
こんな幸せなことはありません。
 
そうでしょ?
 
わたしも、今、やっている、行政書士法人の経営は、やりたいこと。
 
やっていると幸せです。
 
超、リア充
 
苦労も多いが、嫌なことも多いが、収益も上がらないことも多いが、でも、リア充
 
あ、リア充とは?
 
弊社の依頼人さまとは、一緒にリア充になってゆきたいですね(^_^;)
 
 
今回の話は、専門的な経営論とはかけ離れたものかもしれません。
 
完全に主観です!
 
わたしの経験論。
 
学術的、経営論的に他にもあるのかもしれませんが・・・
誰がなんと言おうと、「わしが経験して学んだこと」。
 
今回の投稿を読む方が、
「貧すれば鈍する」状態であるとき、状態になりつつある時。
 
少しでも、お役に立つのなら、こんな幸せなことはありません。
 
長文でしたが、最後まで読んでくださったあなた、感謝しますm(__)m
 
投稿者:崎田 和伸
 
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