【意外と話題にのぼらない】役員と従業員との決定的な違い一つ
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今日は、
【意外と話題にのぼらない】役員と従業員との決定的な違いについて
です。
※この記事、弊社と同じような、中小零細企業を思い描いて書いています。中堅、大企業だと全く違ってくると思います。
いつか書いてみようと思っていました。
そもそも、コンサルタントじゃないのに、なんで書くの?と思わんでもないです。
ただ、自分のため、自分が経験したこと、考えたことが、誰かの役に立つかもしれないから、ですね。
この「役員と従業員の違い」は、深い命題なので、どうも、取っ掛かりがなかったです。
言葉足らずになるかも。
その時は機会を改めて、何度か続き、させてもらいますね。
これ、ネットで探しても、なかなか情報が出ていない。
普段、だいたいのことなら、記事が出てくると思うのですが、出てこない。
労務とか、法律のことは出てきますが、
知りたいのは、そこじゃないのです。
役員は、株主から委任を受けて業務する。
従業員は、会社と雇用契約を結んで業務する。
それは分かっているんです。
同じようで、全く別物の存在。
中小零細企業では、全く別物の存在同士が、同じ職場で一緒に仕事をしている。
全く別の存在同士が、一つの目標に向かって進んでいる。
そして、多くの役員は、従業員と違うことを理解しています。
でも、従業員は、役員の存在を理解できているか?と考えると、そうではないことが多い。
この理解のズレは、中小零細企業にとっては大きい問題だと感じます。
普段の職場で、少しずつ、そのズレがひずみを生んでゆきます。
その辺、少し、書いてみたいなと思います。
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本題です。
中小零細企業にとっての役員と従業員との決定的な違いは、ズバリ、1つだと思います。
そりゃもうたくさんありますが、最も大きなものに絞って、書かせてもらいます。
★決定的な違い
それは・・・何をもって評価されるのか?
です。
◆役員
役員のほうからお話しますね。
役員が判断される要素は、たった1つのこと。
それは・・・会社全体または統括する部署の「業績」です。
わたしは、
「がんばったね~」「惜しかったね~」というのが、ほとんど評価されない、通用しない立場
だと思っています。
何だかんだ言っても、いろいろやっても、手柄があるように見えても、評価対象は「業績」という要素のたったひとつ。
業績が上がらなければ、報酬(従業員でいうところの給与)は上がらない。
業績が低ければ、報酬は低い。
業績といっても、その瞬間だけのものではない、中期的に安定した業績を生み出す必要があります。営業マンじゃないですから。
中期的に安定、ということは、会社全体または部署全体がまとまり、方向性を一つにしないと難しいことです。
そのためにマネジメントし、強固な会社、部署を作ってゆく。
それが役員だと思います。
業績を上げることが目的ですから、時間の概念はありません。
時間の概念がないので、残業代もありません。
労働基準法も適用されない。
いつ仕事をしてもいい。
極論ですが、自身が仕事をしないで会社全体の業績が上がるなら、それでも良い。
自分がいなくても業績が上がる環境を作ることができれば、それは認められる。
そうなります。しつこいですけど極論ですよ。
実際は、会社運営のための会議など、一定の時間は拘束されます。
でも、理論的には、会議なし、仕事することなし、で業績が上がるビジネスモデルを考えてしまえば、仕事をしなくても良い。
事実、そういう役員が、一番、偉い。
例えば平日昼間に、自社所有のクルーザーで、離島の絶品料理店にランチに行ける人が、最も偉い。
だって、それで会社が持続可能な環境と仕組みを作っているから。
※作ってないと、単なる道楽(-_-;)
役員自身も気づいていないかもしれませんが、実力主義という用語を超えた、スーパー実力主義の世界だと思います。
いつも背水の陣です。(あ、わたしです。)
◆従業員
他方、従業員は違います。
業績はもちろん大切ですが、業績だけじゃない。
※営業マンは自身、部署の業績のみの場合がありますね。
「がんばったね~」「惜しかったね~」が評価に入ってくる職種。
社の方針に沿って仕事をし、一定の成果を得て、評価される。
日々の動き方そのものが評価対象になる。
これが従業員です。
賃金は、提供した労務に対する対価という側面が強いですね。
労働基準法が適用される。(役員は適用されない)
事実上は、労働した時間に対する対価となります。
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以上、決定的な違い一つでした。他にも、違いはたくさんありますが、ご興味のある方は、ネットで「役員 従業員 違い」などで調べてみてください。
実際は、この2つ(役員、従業員)のほかに、「使用人兼務役員」とか「執行役員」という役職もあります。ただ中小零細企業では、その割合は、少ないかもしれませんね。
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最後に少し。
わたしの思う、短期的に強い中小零細企業とは、全員が役員の会社です。
全員が、業績だけを評価対象として、全力疾走する。
社内の制度は必要ない。
社内の細々とした労務も必要ない。
これは強い。
見ていて、思います。
ただデメリットがあります。
分裂です。
ほんと、よく、分裂する。
創業期の役員オンリーの会社は、その多くが、数年経ってから分裂しています。
この分裂時に、会社の業績はガタッと落ちます。
役員の属人的な売上が多いので、分裂で、その売上そのものがなくなる。
悪くすれば、会社の存続が危うくなる。
非常にリスキーな形ですが、うまくいけば、爆発的な利益を生みます。
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わたしの思う、長期的に強い中小零細企業とは、役員と従業員が、1:3くらいの会社。
業績のみを目的とする立場(=役員)と、業績以外も評価に入る立場(=従業員)が、補完し合いながら、業務する。
社内の制度や仕組みがほどよく整ってゆく。
これは、爆発的な利益は生まないことがほとんどですが、長期的に見ると、良い結果を生むことが多い。大きくなくても、安定して、着実に利益を生んでゆく。
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ちなみに・・・
短期、長期問わず、最強の中小零細企業とは、役員数名で、誰も動くことなく、利益を生んでゆくことです。
こんな形、実現できたら、すごいです。
まじめに、目標ですね(^_^;)
以上、案外と長文になってしまいましたね。
まだまだ書き足りないことがありますが、これ以上書くのは無理ですな・・・。
あ、ズレとひずみ、書くの忘れた・・・(-_-;)
またの機会に書きますm(__)m
1年限定、365日ブログ執筆計画の、たぶん73日目の記事でした。
読んでいただいたあなたに感謝します。
投稿者 崎田 和伸でした。
役職員の平均年令は35歳(だいたい)。
あなたの事業を若い感性と行動力をもって、精一杯、サポートいたします。
◆事務所名(行政書士法人名)
あすみあグループ所属
行政書士法人 Asumia(R)
※由来:明日見歩
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